ネタ語りとかどうでもいいこととかつぶやくとこ
No.1220
2024/7/12(Fri) 12:49 edit_note
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いいねありがとうございます!
付き合ってそこそこ経ってる三木神
神先生のとこに遊びに行ったら何故か慌てた様子で出迎えてくれて、珍しく髭も剃ってて、持ってる中で一番ちゃんとした服着てたから、あっ終わったな…て思う3ッキ どう見ても、女性と会う前のようだったから
付き合うようになっても、これは一時的なだけで神先生に誰かいい人ができたら身を引かなきゃって常に薄っすら思ってた3ッキ 神先生がもごもごと「髪…どうにかしようとしたんだけどうまくいかなくて…」て言ったから「…やってやるよ、前置いてったワックスあっただろ」って返したけど、自分が上手に笑えているのかわからない
洗面台の前に椅子を置いて、どこか落ち着かない様子で座った神先生の癖っ毛にワックスをつけながら、しばらく泊まり込みの仕事入れようかな…とか考えてる3ッキ 最初はどこか遠くへ行こうと思ってたけど、でも別れても傍を離れたくないな、友達のままでいさせてくれるだろうか、遊べる時間は減るんだろうな、態度変わったら俺耐えられるかな、とか考えてたんだけど、だんだん、ていうか普通に別れたくない…て気持ちが大きくなってきて、俺こんなにわがままだったっけ、諦めなきゃシンジが幸せになれないだろ、どうしよう俺、人の望みを叶えるのこんなに下手になっちゃった、て泣きそうになって、堪えてやっとのことで「…できたぞ」ってだけ絞り出して、鏡の中の神先生が見えないように目を逸らした
神先生はおお…すげえ…とかこんなに変わるんだ…とか呟きながらしばらくしげしげと鏡を眺めていたけど、やがて立ち上がってやけに真剣な顔で3ッキに向き直ってきたので、3ッキは死刑宣告でも受けるかのように呆けて突っ立っていた 神先生が意を決したように口を開く
神「で、ででで」
三(で?)
神「デート!!!!してください!!!!!」
三「……え?」
今までは資料買いに行くとかヲタ趣味で遊びに行くとかでなんかこう…ちゃんとしたデートみたいなことしてないなって思って…とか赤くなりながらしどろもどろに語る神先生に、ドッと安堵が押し寄せてきて3ッキは洗面所の壁に倒れるようにもたれかかった 「ちゃんとしようと思ったんだけど結局3ッキーにしてもらってなんかもう全然ダメですねすいません…」と小さくなってる神先生に、「……じゃあ、どこ行く?」って返したら神先生はパッと顔を上げて嬉しそうに笑った
結局ヒーローショー見に行ったりコラボカフェ行ったりでいつもとあまり変わらないコースを巡ったけど、デートなんだなあと思うとなんとなく特別な感じがした 終わりに若干モダモダしたキスをして別れたあと、帰路で3ッキは自分の勘違いと思い込みと思考回路についてちょっぴり自己嫌悪になりつつ考えるのであった
蛇足ではあるが実はちょっとここに繋がる
>>519
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